パドレスに所属する名投手、ダルビッシュ有さんの母、郁代さんが、息子である翔さんの過去の非行について心の内を明かしました。この話は、日本テレビ系「人生が変わる1分間の深イイ話 復活2時間SP」にて語られたもので、ダルビッシュ家の深い絆と、兄弟間の複雑な心情が垣間見える内容となっています。有さんが世界レベルの投手として躍進する背景で、弟たちには想像以上の重圧がかかっていたようです。特に、有さんの3歳年下の弟である翔さんは、「自分をどう肯定するか」という苦悩の中、非行へと走ってしまったのです。
郁代さんは、翔さんが反抗期に非行に走り、自身が暴力を受けることもあったと振り返ります。しかし、その裏には「生きにくかったやろな」という深い理解と愛情がありました。翔さんの非行は、有さんがプロ入りしてからも続き、郁代さんは警察に頭を下げる日々が続いたといいます。賢太さんも「ずっと大変そうやった」と母の苦労を語り、家族が共に乗り越えてきた壮絶な日々が伝わってきます。
翔さんの問題行動は、中学3年生での初逮捕から始まり、「伝説のヤンキー」としてその名を馳せ、大麻所持や傷害容疑で複数回逮捕されるなど、波乱に満ちた青春時代を送りました。しかし、現在はYouTubeチャンネル「ワルビッシュTV」の運営などを通じて、新たな一歩を踏み出しています。郁代さんは47歳でくも膜下出血で緊急手術を受けるなど、人生の試練にも直面しましたが、「失った方が良かったんだと思う」と前向きに捉えています。
ネットユーザーのコメントには、「昔の武勇伝は好きじゃない」「非行は自分の意志」「オカン的に息子を擁護したいのだろう」「次男の行動によりトラウマに苦しんでいる人もいる」といった意見が寄せられています。このような家族の絆と葛藤、そして社会との関わり合いを通じて、人生の深い教訓を学ぶことができるでしょう。時に厳しく、時に温かい愛情を持って、家族が一丸となって乗り越えてきたダルビッシュ家の物語は、多くの人々にとって大切なメッセージを残しています。
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