ああ、宇宙の夜空の下、ミシュラン星付きの機内食を味わう… なんてロマンチックな響きだろう。ギズモード・ジャパンが3月23日に配信したこの記事、まるで星空の下でのディナーを現実のものとするかのような夢のような話だ。しかし、ここで立ち止まって考えてみよう。宇宙でのディナー… 実際にはどうなのだろう?
星の海を旅する気球の夢
フロリダ発のスタートアップ、Space Perspectiveが提供するこの旅。気球で成層圏まで行き、そこでミシュラン2つ星レストランの食事を堪能する。価格は1人1600万円と聞いて、さすがに目が飛び出るほどだ。しかし、この旅、宇宙には行かない。正確には「成層圏」での食事なのだ。宇宙の門前で立ち止まり、星々を仰ぎ見る旅。そこには、宇宙旅行への憧れと、地球の美しさを再認識するという、二重の魅力がある。
宇宙と成層圏、境界線の曖昧さ
宇宙の定義はなかなか曖昧で、国際的には「カーマン・ライン」、海抜高度100kmを境に宇宙とされている。Space Perspectiveの旅は、このラインには達しない。しかし、ここで問われるのは、宇宙の定義よりも提供される体験の質だろう。宇宙かどうかはともかく、地球をこんなにも違った角度から見られる機会は、そうそうあるものではない。
細かいことは置いておいて
細かい定義を抜きにしても、この旅が提供するのは間違いなく特別な体験だ。オーダーメイドの衣装を着て、高度20マイルの空で、世界トップクラスの料理を味わう。こんな体験、他にあるだろうか。宇宙かどうかの議論は、そんなこと忘れさせてしまうほどの魅力がある。
若干の自慢話を挟みつつ
さて、自慢話を一つ。私、このような高級感あふれる話題に触れるたび、自分の世界観がまた一つ広がったように感じるんだ。宇宙旅行に直接行くことはなくとも、この話を聞くだけで、あたかも自分がその場にいるかのような錯覚に陥る。まるで、宇宙の果てまで思いを馳せる詩人のような心境になるんだ。
まとめとして、そしてネットの声
最終的に、宇宙旅行が現実のものとなる日も遠くはないだろう。しかし今、この瞬間に提供される成層圏でのディナーも、決して侮れない。宇宙という果てしない夢の入り口で、特別なひと時を過ごす。これもまた、人生の素晴らしい体験の一つではないだろうか。
そして、ネットユーザーの声をいくつか。
- 「上空30キロならあんまり宇宙感ないような気がするけどどうなんだろう。上を見上げれば多分暗いだろうけど下を見れば地球ってより地面って感じがしそう。飛行機の3倍位高」
- 「細かいことは別として、宇宙を目指し、そこから眺める景色は特別に違いありません。」
- スペースXがスターシップ打ち上げのライブ中継で見せてくれた映像だけでも、十分に特別感あったな。
人それぞれが持つ宇宙への憧れ、この成層圏でのディナーは、そんな夢への一歩を踏み出すきっかけになるかもしれない。
https://news.yahoo.co.jp/articles/3a623772e49d43cb4b095d4782961371029372e9