『キャプテン翼』の漫画連載が、43年にわたる長い歴史に幕を下ろしました。高橋陽一さん(63歳)によって生み出されたこのサッカー漫画は、1981年の連載開始以来、多くのファンに愛され、サッカー選手の夢を抱かせるきっかけとなりました。しかし、高橋さん自身の体力の衰えと執筆環境の変化により、連載の続行が困難となり、漫画家としては引退することを決断。それでも、高橋さんは絵を描くこと、ストーリーを考えることがまだ好きであり、これからも創作活動を続けていくと語っています。
漫画連載は終了しますが、『キャプテン翼』の物語は終わりません。高橋さんは、今後の物語をWEBサイト『キャプテン翼WORLD』で、鉛筆描きの「ネーム形式」にて週刊連載していく計画です。これにより、執筆ペースが速まり、ファンにこれからの物語をより速くお届けできるとしています。まるで、若かりし頃に戻ったかのような新たな挑戦に、高橋さん自身もわくわくしている様子をうかがうことができます。
ネットユーザーからは、『キャプテン翼』に対する熱い想いが寄せられています。「サッカーへの影響力と感謝」が多くのコメントの主旨となっており、「キャプテン翼に影響を受けてサッカーを始めた」「ツインシュートの練習台で多くの友達とサッカーを楽しんだ」など、高橋さんの作品が人々の生活に与えた影響は計り知れません。また、「先生が創り出したキャプテン翼の世界をこれからも楽しみにしている」という前向きな意見もあり、ファンからの深い愛情と支持を感じさせます。
サッカーというスポーツを通じて、夢や希望、友情といった普遍的な価値を描き続けた『キャプテン翼』。その終章を迎える今、高橋さんの新たな創作活動に対する期待は高まるばかりです。『キャプテン翼』の物語は終わらない。それは、新しい形での物語の継続だけでなく、これまで築き上げた多くのファンの心の中で永遠に生き続けることでしょう。
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