水原一平さん(39)が直面している法的な問題が、一層深刻な事態を迎えています。かつて大谷翔平選手の専属通訳を務め、ドジャースからは解雇された彼に対して、違法賭博の借金返済のために行ったとされる銀行詐欺の容疑で、米司法省が訴追を行ったことが明らかになりました。事件の発端は、水原さんが大谷選手の銀行口座から不正に大金を送金した疑いから始まります。一説には、その金額は1600万ドル(約24億5千万円)にものぼると言われています。
違法スポーツ賭博を2021年に始めた水原さんは、わずか数カ月で多額の損失を抱えるようになり、その後も賭博を続けた結果、約1万9000回に及ぶ賭けを行い、総額で1億4225万6769ドル(約218億円)を勝ち取るものの、負けた金額はそれを上回る1億8293万5206ドル(約280億円)に達し、純粋な損失額は4067万8436ドル(約62億円)となりました。このような状況は、ギャンブルの「勝ち始めの甘い罠」に陥った典型的な例とも言えるでしょう。始めは勝たせておいて、次第に大きな負けへと導く…まさに昔話に出てくる「蜘蛛の巣にかかった蝶々」のようです。
ネットユーザーからは「博打を1万9千回もやって勝てるわけない」との冷静な声や、「ギャンブル依存症だった時期がある」との体験談が相次いで寄せられています。「漫然とやるより楽しめたし、勝って終わるためには一番確率が高いやり方だった」という意見もありますが、多くは「依存症になると計算するのが嫌になる」と懐疑的です。これらのコメントからは、人間がどれほど自身の欲望に負けやすいかが窺えます。まるで「鯛は頭から腐る」と言うことわざのように、立場が高いほどその堕落も深刻ですね。
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