石原さとみさんが主演する映画『ミッシング』の完成披露試写会が都内で行われました。この日の舞台あいさつで、石原さんは早々に涙を見せ、観客を驚かせました。石原さんにとっては、2022年に第1子を出産してから初の映画出演であり、舞台あいさつでは「みなさん……」と言葉を詰まらせながら、感謝の涙を流しました。この作品に対する特別な思い入れを感じさせる一幕でした。
吉田恵輔監督が手掛けるこの作品は、愛する娘が失踪するという痛ましい事件を軸に、その過程で家族が経験する苦悩を描いています。石原さんは、迷宮に迷い込んだ母親・沙織里という役柄を体当たりで演じており、「宝物のような作品」と作品への愛着を語っています。役作りのため、髪をわざと傷めるなど、その徹底ぶりからも、役に対する情熱が伝わってきます。
舞台あいさつでは、石原さんが吉田監督に対して「私を変えてくれる人は誰か」と自らを挑戦する姿勢を見せたことも話題に。最初は断られたものの、吉田監督からの再オファーにより、この役を得ることができました。石原さんは「監督と一緒に美容院に行って髪の毛を一番傷ませるためにはどうすればいいですかって」と役作りのエピソードを披露し、会場を和ませる一幕も。
ネットユーザーのコメントには、「石原さんは演技の幅を広げたいという強い意志を感じる」「彼女の変貌ぶりにはいつも驚かされる」「本物の演技力を見せつける作品になることを期待しています」といった声が寄せられています。また、髪を傷めるなどの役作りについては、「役作りとはいえ、その情熱には敬意を表します」といった感動の声も多く見られました。
春の息吹の中、新たな芽生えのように、石原さとみさんが女優として新たな一歩を踏み出す作品『ミッシング』。彼女の演技人生においても、この作品が新たな節目となりそうです。花々が咲き誇るように、彼女の演技もまた、多くの人々に愛され続けることでしょう。
https://news.yahoo.co.jp/articles/b6869003bcd7461e76bea8983e9da83b0fd08f79