マクドナルドは、元ジャニーズの人気グループNumber_iの平野紫耀さん、神宮寺勇太さん、岸優太さんをチキンマックナゲットの新CMに起用しました。この選択は、旧ジャニーズファンからの不買運動にも関わらず、逆に広告効果を高めているようです。昨年、ジャニーズ事務所の性加害問題を受けて、マクドナルドは旧ジャニーズ所属タレントとのCM契約を更新しない方針を明言。これにより、多くの旧ジャニーズファンがマクドナルドとの距離を置くようになりましたが、それでもマクドナルドは新たな方向性を模索しています。
一方で、旧ジャニーズファンからの不買運動が起こる中、マクドナルドへの関心はかえって高まり、SNSでは「#さよならマクドナルド」というハッシュタグがトレンド入りする事態に。しかし、不二家がSnow ManをCMに起用して売上がV字回復するなど、他の企業では旧ジャニーズファンの支持を受けて成功を収めているケースもあり、旧ジャニーズファンが敵対してもマクドナルドには大きなダメージはないとされています。広告代理店関係者は、「辞めジャニの起用は、人権意識の高さをアピールできるだけでなく、話題にすることにも繋がる思わぬメリットを生んでいる」と評しています。
ネットユーザーの反応は様々ですが、「マクドナルドさんは一流企業なので、旧ジャニオタによる不買運動なんかではビクともしないと思います。」「マックほどの飲食店なら誰がCMしていようと関係なく、食べたいと思えば食べる。」「どこの誰のファンでもないしアイドルに興味もないものですが、以前に企業で広報にいてスポンサー側だった経験からお伝えすると、不買運動はマイナスにしかなりません」といった声が聞かれます。花は風に煽られてもなお、その根をしっかりと地に張り巡らせているように、マクドナルドも一時的な逆風を乗り越え、新たな支持層を確固たるものにしていくのでしょう。
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