「ふしぎ発見」で知られる黒柳徹子さんが、番組との長い歴史に別れを告げる感動的なメッセージを送りました。黒柳さんは1986年の番組開始以来、レギュラー解答者として参加し、1722回の放送に全出演するという驚異の記録を持っています。全問正解、いわゆるパーフェクトを245回達成し、そのたびに贈られるクリスタルヒトシ君を245個も獲得。その正解率は58.5%にも上り、ほぼ2回に1回の割合でトップ賞を獲得していました。黒柳さんが番組で培った豊富な知識と、歴史への深い興味は多くの視聴者に感動を与え、教養を深める機会を提供しました。
番組の最終回では、黒柳さんは声を詰まらせながらも感謝の言葉を述べ、これまでの経験を振り返りました。38年間にわたる番組への関わりを「びっくりするほど長い間」と表現し、この期間を通じて歴史について学び続けることができたことに感謝しています。また、番組との別れを告げると同時に、今後も自ら学び続ける意志を示しました。「この番組が大好きだった」という黒柳さんの言葉には、多くの思い出と感謝の気持ちが込められています。
最終回では、番組がこれまでに訪れた170の国や地域から、ミステリーハンターたちが報告した4万時間分の映像資料を振り返りました。これらの映像は、視聴者からのリクエストや、もう二度と見ることのできない貴重な映像など、さまざまなベストワンのシーンを紹介しています。番組のレギュラー放送は終了しましたが、不定期での特番放送が期待されています。
ネットユーザーの間では、「この番組は出演者の知識だけでなく、発想力が光る場所だった」「昭和から平成、そして令和を駆け抜けた歴史あるクイズ番組の終焉に、一つの時代の終わりを感じる」「子供の頃から世界の様々な情報をこの番組から学んだ。いろいろな意見を聞きながら、「そういう見方もあるんだ」と新たな発見があった」など、惜別の声や番組への愛着を表すコメントが数多く寄せられています。黒柳さんが築き上げたこの番組の歴史は、多くの人々に知識と感動を提供し続けたことで、忘れられることはありません。今後も特番を通じて、その精神は受け継がれていくことでしょう。
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